顧客からの手紙

創業約60年 従業員約100名を抱える製造メーカーM氏より

一番大事なときほど 一番大切な味方がいなくなるものだと、学びました。でも少数でも力強い味方も必ず現れることも学びました。

私どもは、創業約60年、従業員約100名の製造メーカーです。
大手製造メーカーの物流に関わる商品を作っています。

私どもが富士経営さんと出会ったのは、平成21年の冬もそろそろ終わりに近づく2月末ごろでした。

組織力強化のためにご指導頂いていた企業のご紹介が最初のご縁です。

組織力強化のためにご指導頂いていた企業の社長様から
 『人的資源の強化はうちでもアドバイスできるが財務はいかん。
 これから紹介するので一度あってみた方がいい。』
というアドバイスを頂いたのです。

その翌日に富士経営さんを訪れるのですが、実は財務状況が芳しくなく経営者の交代で、新しく経営に携わった私では詳細な分析もできておらず『何がどうなって、どこがどう悪いのか』まだまだ整理できていない状況でした。

しかし、富士経営さんと出会う前の経営会議において、
財務は財務のスペシャリストに再構築をゆだね、われわれは損益分岐点を見ながらコストダウンと営業強化にまい進すれば問題ないだろう、という方向性を見出していたばかりでした。

ところが、3ヵ年の決算書に目を通された富士経営の崎田社長がおっしゃった言葉は
 『こりゃ、余命3ヶ月。もって6ヶ月ですばい。』

というなんとも受け取り難いお言葉。

崎田社長は続けます
『整理する、他の会社に委ねる、という選択肢もありますが、
 自分たちで立て直す、という選択肢もある。
 どげんしますか?』

そのとき、私は
『自分たちで立て直します。』と崎田社長にお伝えしました。

今思えば、なぜ、直接の経営を何十年も担っておらず
これほど大変な状況になったいま、この会社のすべての責任と未来を担ったかは分かりませんが、そのとき私は明確に頑張りますと、富士経営さんにお伝えしたのでした。

崎田社長は
『分かった。そしたら、明日貴方のところの工場に行きますけん、
 2〜3日ずーっとおってもいいように手はずを整えてくれんですか。』

こうおっしゃたのです。

翌日、崎田社長と担当コンサルタントのお二人で工場にお越しいただき設備周りなど詳しくみて頂きました。

その後、もう一人コンサルタントが来られ、3人がかりで丸二日かけて現状分析の書類をまとめてくれました。

その結果は様々な意味で愕然とするものでした。
経営会議の中で示された数字を見て、私達経営陣はこれからどうやって経営を進めていけばいいのか、途方にくれました。

これでは、恐らくメーンバンクも力を貸してくれないでしょう。

しかし、崎田社長はこうおっしゃいました。
『あらゆる方策を考えて手を打っていくけん、頑張っていかんですか。』

ハッ!としました。
実は、このとき、メーンバンクだけでなく、取引先の動き含め兆候は出ていたのです。
金融機関も取引先も私たちに協力的ではなく、むしろ、その逆の兆候にあったことを。

しかし、つい最近出会ったばかりの富士経営の皆さんがわが事のように問題を受け止め、一緒に頑張ろうとまで言ってくださる。

それからが、富士経営さんとの協働です。

財務状況を改善するためのあらゆる方策や具体的な手立てを崎田社長はじめ富士経営さんが打ち立ててくださり、一緒に行動する日々がはじまります。

富士経営の担当コンサルタントの方は私と一緒にメーンバンク、その他の金融機関に飛び込んでいろんな折衝のお手伝いをしてくれました。

お蔭様で試算表上、黒字化が実現できたのですが
それでも金融機関の反応が芳しくなく、戸惑ったことを今でも覚えています。

しかし、富士経営さんの励ましのもとに行動はやめませんでした。

相当な知恵を注ぎ込んだ経営計画書を政府系の金融機関に持ち込みその金融機関の担当者の方が熱心に当社に足を運んできてくださったときは、宮崎コンサルタントとも『これで何とかなる』と語り合ったものでした。

しかし、その結果は『ゼロ回答』。私達は愕然としました。
もはや打つ手はない、、、と。

しかし、担当コンサルタントは『まだまだやれることはある!』
そう勇気づけてくれ、富士経営さんとご縁の深い、政府系金融機関に融資の申し入れをし直してくれました。

驚いたことにその回答は『満額回答』。
私達は一瞬信じられませんでした。

そのときの担当コンサルタントのうれしそうな表情は忘れられません。

今だから分かることですが、35年に亘り地場の中小企業の育成や再建を手がけられた富士経営さんの力添えがあったからこそ、実現できた『満額回答』だったと思います。

これでようやく、財務問題に一定の目処がつき
後は、固定費の圧縮並びに営業の強化という明確なテーマにたどり着くことができました。


体制が変わった後、社員も様々なアイデアや意見、行動が許されることを理解してくれ現場から顧客に対する様々な提案を持ってきてくれました。

海外進出している大手製造メーカーにも収めることができる商品が完成し売上も当時より伸び続けています。

これらは、従業員の知恵であり力です。

こうして、今期は増収増益にたどり着くことができました。

まだまだ道半ばの現在ですが、あの途方にくれた経営会議からわずか1年半足らずでここまで漕ぎ着けたことは夢のようです。

メーンバンクも今では積極的に力を貸してくれるようになりました。

しかし、私は覚えています。
あの、断崖絶壁に立ち、誰もが私たちを見放しかけ、
一切の味方をなくしたあの時、崎田社長はじめ富士経営の方は
『貴方たちが頑張るんなら、私たちも最後のぎりぎりまで頑張るよ。
 一緒に頑張ろう。』
とおっしゃってくれたことを。

崎田社長はおっしゃいます。

『人間のした事は、人間で解決できる』

これが私の手帳に刻まれた大きな勇気の原点です。

私なりにこの言葉を

「人間が行ったことだから、人間頑張ってやり直せば、どんなことでもできる」

と解釈し、今でも励みにしてます。


崎田社長はじめ、富士経営の皆さんにお伝えしたいことは
『これからも中小企業の味方でい続けてください』ということです。

これからも、私どもは全社一丸となり金融機関様、お取引先の皆様のご期待に応えられる様頑張っていきますので、富士経営さんには、今後とも良きアドバイスをぜひお願い致します。